菖蒲の織物

詩と写真とエッセイです。。。

読書Log #01

 実は、「知識」のグループに入れていただいているのデス。

なので、ちょっとだけ、それらしいことを書いてみようと思い立ちました。

 

Ideology and U.S. Foreign Policy

Ideology and U.S. Foreign Policy

 

 

アメリカの外交政策における、イデオロギーの役割について論じた本です。

筆者は、学者にも敬遠される傾向にある、このテーマに真正面から取り組み、

様々な分析を繰り広げます。

 

現実社会の複雑さを加味した考察が、印象に残りました。

 

超訳ですが。。。イデオロギーは、例えば大衆に、複雑な現実と

それに伴う政治的な問題を単純化して、理解させる役割を担ったり、

世界についてのイメージやアイデンティティを与えるのに

役立つけれども、人間心理と政府の政策決定のプロセスは

大変複雑なため、イデオロギーと実際に取られる行為とは

必ずしも固定化された関係ではない。。。そうです。

 

こうでもない、ああでもないと、いろいろ考えてみたいかたには

オススメです。そして、結論はおそらく…現実はやっぱり複雑だ、

ではないでしょうか。そしてまた、振り出しに戻るのデス。(^^;)