菖蒲の織物

詩と写真とエッセイです。。。

虫の知らせ

留学時代。。。

よく、恋愛ゲームに巻き込まれていました。

日本人女性は、大人しくて言いなりになると、

思われているので、狙われやすいのです。

 

相手は修士や博士課程に在籍の、

頭の切れるアメリカ人男性です。

完璧な笑顔と完璧な英語(当たり前)で、

こちらを釣ろうとしてきます。

 

私はそんな状況の中、

なんとか、本当に優しい人を、

見つけられないものかと思い、

速攻で拒絶はせずに、

お茶まではお付き合いしていました。

 

そんなとき、不思議なことが起こり始めました。

知り合ったかたと会う約束をして、

さぁ、出かけようというときに、

決まって虫を見つけるのでした。

生きているときもあれば、死んでいるときもありました。

 

でも、虫を見つけたときに約束したかたは、

誠実な人ではありませんでした。

 

すごく人を惹きつける、モテモテの、

とんでもないプレイボーイのときは、

死んで仰向けになったゴキブリを発見。

これはダメだと、すぐに悟りました。

 

それから何年も経ち、忘れかけたころ。。。

最近のことです。

 

偶然に知り合った男性から会いたいと言われ、

某サンドイッチ店で、そのことについて、

考えていました。すると、

目の前の椅子の上を、小さな玉虫が歩いていたのでした。

今まで何十回も来て、初めてです。

ありえない光景でした。

 

そして、そのあと、実際にお茶をする前に、

そのかたは誠実ではないということが、

わかる出来事が起こったのでした。

 

この虫の知らせ、なんなのでしょう。。。

こんなことも、あるのですね、を通り過ぎて、

なんだか怖いくらいです。

 

大自然は私のこと、気に入ってくれていて、

おせっかいを焼いているのでしょうか(笑)

 

結婚はさておき、

大自然がOKをくれる、すてきなパートナーに、

出会いたいものです。