2016-05-15 ラピスラズリ 自由詩 幸福の青い鳥が、 運んで来たのは、 魂の休息。 現実の幸福とは、 ちょっと違った。 「今」に生きなければ、 粉々になってしまいそうな、 絶妙な緊迫感。 これを望んでいたの? 早送りで進む世の中で、 自分の時だけが止まった。 休息を願ったのは、 私の魂。 ずっと昔から、 ただ眠りたかった。 誰にも悟られないと、 信じていたけれど、 弧を描いて、 戻って来た願いは、 現実をも変える力があった。 私はどうなるの? 青い鳥は応えてくれない。 それでも、 いただいたものは、 大切にします。 今度、お会いしたときに、 お話ししましょうね。